野比海岸にある「ロシア料理 火の鳥」さんは本国ロシアではなかなかない!?全席オーシャンビュー。
そこでは日本人の口に合うようにアレンジされたロシア料理が楽しめます。
昔を知る人には懐かしい!?お話もお伺いしてきました★
野比海岸「ロシア料理 火の鳥」

京急線YRP野比駅から徒歩約10分。野比海岸沿いにそのお店はあります。
現在の場所は、1995年11月7日開店。今年で31年目のお店です。

階段を上がり、ドアを開けると広くて明るい店内が!
カウンターを除いた全席がオーシャンビューです。

店内にはロシア音楽が流れ、マトリョーシカが所狭しと飾られています。
昔懐かし 火の鳥のつぼ焼き

「火の鳥」といえば、メイン料理はやっぱりつぼ焼き!
器にシチューを入れ、自家製パン生地でふたをしてオーブンで焼いたものです。
ロシア語では壺や深鍋を意味する「ガルショーク(горшок)」と呼ばれています。
パンを崩して中の熱々シチューといただきます!

あっつあつ!具材はほろほろで美味しいです♡
一気にパンのフタをを外してしまうとシチューが冷めやすくなってしまうので、パンをゆっくり崩しながら食べるのがおススメ★
「食べるときは小さいスプーンを使ってね!」とのことでした。
このつぼ焼きは、色々な料理と組み合わせたセットで食べることができます!
今回は、ボルシチスープ+ピロシキのセットを注文しました。

セットで最初に来るのはボルシチスープ。
真っ赤なスープの上に乗っているサワークリームを混ぜていただきます!
大きなジャガイモが入っていますが、スプーンで簡単に真っ二つに割れるほど、しっかりと煮込まれています。

次に到着したのは、ピロシキ!発酵させたパン生地で牛ひき肉、野菜などを包み焼き上げています。
あらかじめ半分に切ってくれているので、紙ナプキンで包んでいただきます!
ほかほかあつあつで美味しいです。具材であるお肉・お野菜は控えめな味付けなので、別添えのマスタードケチャップをつけて味変も楽しめます♪
セントラルホテルの地下にあった!?

野比海岸での営業は31年目の「火の鳥」さん。
1982年の創業時から13年、現在のセントラルホテルにあった地下街で営業していたんだそうです。
当時の名前はワシントンホテル。その後、セントラーザ、セントラルホテルに名前が変わりました。
学生時代にお世話になった方も多いのではないでしょうか?

中央に座っているのが、現在の代表である達川 隆さんのお父さま。
火の鳥を開店する前は、横須賀市で中華料理店を営業していたそうです。
「横須賀にないものを提供したい!」と東京で食べ歩きをした結果、ロシア料理にたどり着きました。
ロシア料理店は横須賀になかったためチャレンジを決意し、東京のロシア料理店で1年修行した後、「火の鳥」を開店しました。
隆さんは、横浜の有名ホテルで修行後、30年前にお父さま・お母さまに加わりました。
(隆さんは、お父様の左隣に写っています!)

お父さまが東京で食べ歩きをした際に、特に印象に残ったのがつぼ焼き。火の鳥の看板メニューです。
特大サイズの器は信楽焼、レギュラーサイズ(茶色)は会津本郷焼を使用しています。
中サイズ(灰色)・小さいサイズ(水色)は益子焼で、特に中サイズは陶芸家の秋山一夫さんがデザインされました。



まずは、お店の看板メニューであるつぼ焼きを、その次にボルシチ、ピロシキを食べていただきたいそうです。
足りない場合は、ぺリメニやストロガノフがございますので、お腹の調子に合わせてご注文ください★
本場のロシアは寒いため、料理もすっぱかったり味が濃いものが多いですが、火の鳥で提供される料理は日本風にアレンジされているため口に合い、どれを頼んでも美味しくいただけます。

火の鳥のビーフストロガノフは本場ロシアと同様サワークリームを使用した白っぽいソースで提供していますよ★
日本でビーフストロガノフというと、デミグラスソースなどを使った茶色いものが主流とされているので、珍しい見た目だと思うかもしれません。
テイクアウトも可能!

火の鳥で提供されているロシア料理は、お持ち帰りも可能です★
つぼ焼きは、青色の益子焼の器付き!
ご自宅で使用いただいても、お店に持ってきてデポジット返金や再度使用することも可能だそうです♬
ロシア料理 火の鳥 店舗情報
【住  所】神奈川県横須賀市野比2-21-19
【電話番号】046-847-1888
【営業時間】平日11:30〜14:30(L.O.)/土日祝11:30〜14:30(L.O.) 17:00〜20:00(L.O.)
【定 休 日】月曜日・火曜日(祝日の場合営業)
【アクセス】京急線YRP野比駅より徒歩約10分
【URL】https://ga7t100.gorp.jp/
※2025年9月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
ロシア料理 火の鳥 まとめ

先代のお父さまが2024年冬にお亡くなりになられ、現在は息子の隆さんとお母さまの2人で営業しています。
窓の外は遮るものが何もないため、船の中から外を見ているようなイメージのオーシャンビューで、変わらぬお味を楽しめます。
横須賀ではここにしかないロシア料理を、アットホームなお店でいただいてみては?
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動画出典:ヨコスカイチバン(横須賀商工会議所)
「火の鳥」(ヨコスカイチバン)

















