お土産

あの小泉純一郎元総理に縁が!?いづみやの絶品和菓子!/かりんとうまんじゅう・よこすか焼き

横須賀市衣笠にある和菓子司いづみや。そこでは横須賀にまつわる和菓子がたくさん販売されていました♪
帰省時のおみやげにもぴったり!?なお菓子をレビューします。

和菓子司いづみやとは?

和菓子司いづみや衣笠本店の写真

JR衣笠駅から徒歩5分衣笠仲通り商店街にある和菓子司いづみやでは和菓子製造、販売、卸を行っています。
創業は昭和29年、昨年(2024年)で創業70周年だったそうです。
いったいどんな和菓子を取り扱っているのでしょうか。見てみましょう!

様々な横須賀和菓子!

和菓子司いづみや かりんとうまんじゅう 黒かりんの店頭写真
和菓子司いづみや すかのわ、黒まどれの店頭写真
和菓子司いづみや 横須賀銘菓 よこすか焼き、きむらごの店頭写真

店内には横須賀に関係している和菓子がたくさんありました!
こちらの新商品「蜜柑色の夕日」は芥川龍之介の小説『蜜柑』にちなんだ和菓子なんです。

和菓子司いづみや 蜜柑色の夕日の店頭写真

「或曇つた冬の日暮である。私は横須賀発上り二等客車の隅に腰を下して、ぼんやり発車の笛を待つてゐた。とうに電燈のついた客車の中には、珍らしく私の外に一人も乗客はゐなかつた。
(中略)
するとその瞬間である。窓から半身を乗り出してゐた例の娘が、あの霜焼けの手をつとのばして、勢よく左右に振つたと思ふと、忽ち心を躍らすばかり暖な日の色に染まつてゐる蜜柑みかんが凡そ五つ六つ、汽車を見送つた子供たちの上へばらばらと空から降つて来た。私は思はず息を呑んだ。さうして刹那に一切を了解した。小娘は、恐らくはこれから奉公先へ赴おもむかうとしてゐる小娘は、その懐に蔵してゐた幾顆いくくわの蜜柑を窓から投げて、わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちの労に報いたのである。」-芥川龍之介(1919)『蜜柑』青空文庫, https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/98_15272.html, 底本:「現代日本文学大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房

外箱を開封するとこちら!
中にも芥川龍之介の小説が現代語訳で書かれています。

和菓子司いづみや 蜜柑色の夕日の開封写真


山芋と米粉の生地にみかんゼリーの入ったチョコあんとオレンジの皮を練り込んだ白あんの2味です。
チョコあんは蜜柑風味の生地とよく合い、白あんは柑橘類のさわやかな香りでどちらも美味しいですよ♪

それでは、取り扱っているたくさんの商品の中から、ご自宅で食べるのにおススメ!な和菓子と、お持ち帰りにおススメ!な和菓子の2点を紹介します!

かりんとうまんじゅう 黒かりん

和菓子司いづみや かりんとうまんじゅう 黒かりん 10個入りの写真

和菓子業界で全国的なかりんとうまんじゅうブームがあったころに生まれた商品。
もともとは東北のお菓子だそうです。
いづみやでは公開されたレシピの通りではなく、なんと一から!職人さんが今の「黒かりん」を作り上げました。
「かりんとうまんじゅう」と聞くとイメージは揚げた饅頭、かと思うかもしれませんが
いづみやのかりんとうまんじゅうを一言で表すと「あんこ入りのかりんとうです。

和菓子司いづみや かりんとうまんじゅう 黒かりんを3個取り出した写真
和菓子司いづみや かりんとうまんじゅう 黒かりんを切った断面の写真

気になるお味は…中のこし餡はしっとり、外のかりんとう部分はカリカリで美味しいです!
クッキーほどサクサクせず、おせんべいのようにパリッともしない新食感!
「かりんとう」と「あんこ」でとても甘い味なのかと思ったら、上品な甘さです。
気になった方はぜひ横須賀へ買いに来ませんか?

毎週第2・第4土曜日に揚げたて黒かりん販売中!揚げたての食感も気になる!

和菓子司いづみや かりんとうまんじゅう 黒かりんは毎月第2・第4土曜日に揚げたてを販売中

<受賞歴・TVメディア紹介>
2010年「第1回 横須賀おみやげコンテスト」金賞
2014年「第5回 ニッポン全国ご当地おやつランキング」グランプリ
2016年「月曜から夜ふかし」紹介(日本テレビ)
2024年「おいしいもの総選挙2024」観光商品部門 入賞

横須賀銘菓 よこすか焼き

和菓子司いづみや 横須賀銘菓 よこすか焼き 空母パッケージの写真

よこすか焼きは、現在の取締役社長 三堀 純一さんのお父様である2代目が生み出した和菓子です。
軽薄短小が流行った1980年代に「大きくて重い商品で売ってやる!」と作られたそうです。
古くから海軍の街として、大型船と共に栄えてきたというイメージから大型の船を象り、包装紙には横須賀を母港とする南極観測船をあしらっています。海上自衛隊とコラボを行い、護衛艦デザインの「よこすか焼き」パッケージも売っていますよ♪

和菓子司いづみや 横須賀銘菓 よこすか焼き 中身の写真

船の形をしたよこすか焼き。中央にはいづみやの焼印が押されています。

和菓子司いづみや 横須賀銘菓 よこすか焼き 小倉あんの断面写真

まずは小倉を…
甘くてふわふわです!
真ん中に求肥も入っており、もちもち食感も同時に味わえて最後まで飽きがこないお味です!

和菓子司いづみや 横須賀銘菓 よこすか焼き 白あんの断面写真

続きまして、白あんをいただきます!
おいしい!優しい味わいです。小倉あんよりも甘さが控えめなので、甘いものが苦手な方にもおすすめです。

あの小泉純一郎元総理も食べた!?

現在の取締役社長のお爺様が創業者である「いづみや」。
初代は甘太郎焼き(大判焼き)を売っていたそうです。
なんと、あの横須賀市出身の第87代内閣総理大臣である小泉純一郎氏県立横須賀高校の通学時に大判焼きを食べたことがあるとか・・・。
あのときに使用していたあんこはいまもよこすか焼きで生きているんです♪
是非、おなじ味を味わってみませんか?

和菓子司いづみや 初代創業者が使用していた大判焼き(甘太郎焼き)の型

初代が使用していた大判焼きの型を撮影させていただきました★

店舗情報

【住  所】神奈川県横須賀市衣笠栄町1-70 衣笠仲通り商店街
【電話番号】046-853-9620
【営業時間】10:00~17:00
【定 休 日】なし
【アクセス】JR横須賀線・衣笠駅より徒歩3分
【URL】https://wagashi-izumiya.co.jp/
いづみや横須賀さいか屋店、いづみや横須賀モアーズシティ店もございます。合わせてご利用ください。→いづみやHP店舗・会社概要
※2025年4月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

和菓子司いづみやまとめ

横須賀にまつわる和菓子をたくさん取り扱っているいづみやさん。
かりんとうまんじゅう 黒かりん」はお日持ちが短めなため、ご自宅で食べるのにぴったりです。
横須賀銘菓 よこすか焼き」はお日持ち2週間!帰省のお土産にいかがでしょうか?
よこすか焼きで使われている白粒あんを使用した和菓子はなかなか売っておらず、珍しいですよ♪

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